1948-07-03 第2回国会 衆議院 商業委員会 第16号
日程第一、中古衣類の公定價格撤廃促進の陳情書、東京都千代田区神田東松下町全國衣服商組合連合協議会、第一号、日程第四、中古衣類の公價撤廃に関する陳情書、靜岡縣中古衣公定價格撤廃期成同盟代表者渡辺聰外六百六十七名、第七三号、以上二件を一括議題とする。
日程第一、中古衣類の公定價格撤廃促進の陳情書、東京都千代田区神田東松下町全國衣服商組合連合協議会、第一号、日程第四、中古衣類の公價撤廃に関する陳情書、靜岡縣中古衣公定價格撤廃期成同盟代表者渡辺聰外六百六十七名、第七三号、以上二件を一括議題とする。
それともいま一点は、公定價格設定にきわめて困難な事情にある中古衣に対しまして、結局実行もできそうもないような新しい方法をまたその上に加えていくということは、かなり煩瑣にたえないと思うのであります。
そのためにはこれの價格を適正にし、暴騰せしめないということが、申すまでもなく中古衣の價格を統制していき、また衣料の價格を統制していくという理由でありますが、ところがその國民の欲しい衣料は、ちよつと考えられるところでは、二つの流れからきておると思います。すなわち一つは新しい方面からきており、いま一つは中古衣の方面からきておる。これははつきり言えるのではないかと思います。
○向井政府委員 ただいまの陳情書にありましたように、さきにこの委員会におきまして、中古衣の統制額を撤廃してはどうかという強い御意見も拜聽いたしました。なお業者からも、特に東京方面の業者からも、撤廃に関する熱烈なる要望を拜承しております。物價廳といたしましても、いろいろこの意見に対しまして考慮いたしたのであります。当時すでに纖維製品に関する新物價体系による統制額が定められております。
今日の中古衣のマル公撤廃の問題も、政府が今日とつておりますそういう一般的な統制価格の政策であることを御了解願つて、ご判断をお願いいたしたいと存ずる次第であります。
○林(大)委員 今のお言葉ですが、中古衣において最もそういうはなはだしい現象を来しておるから、まず中古衣から適當にこれを處理すべきであるという問題になつておるのでありまして、そういうふうに画一的にお考えにならなくて、具體的に政策としてはお考えにならなければいけないと私は思います。 それから最後に申し上げておきたいことは、本委員会の考えとしては、これは廃止すべきものであると思います。
第二点の納得ずくでなければいけない、どうしたら守らせ得るかということは、これは中古衣だけの問題ではない。価格統制一般の問題なのでありまして、特に中古衣だけに関する事柄ではないのじやないかと思います。
○向井政府委員 これは前に御質問があつたかと思いますが、中古衣の統制額は何を甚準として定めるかという質問であります。もちろんこの基準は新しい製品を頭においておく。その基準によりまして中古衣の価格を考えていきたい。